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ワタナベ専用ナットをエンジニアリングの視点から考える

結論:ダメだな、ありえん。話にならん。

NA6 乗りの ISAOさんから漢のツラナベ 6.5J +9.5 をいただいた。ワタナベには専用ナット、ヤフオクで中古を購入。届いてみれば・・・・16個全部固着してるし。

Img_8082

このままじゃワタナベ専用ナットではない。ただの汎用ステンレスナット。なので早速壊してみる。

 まずはおさらい。ワタナベ専用ナットはステンレスの 2ピース構造で 60°のテーパー。

Nabe2_2

固着してしまったモノを強引にバラしてみた。

 構造は簡単。テーパー面がワッシャーと考えればOK。写真で見ればわかるようにナットの座面に当たる部分の幅が狭い。ワッシャに対する接触面積が狭いため緩みに対する摩擦力が確保できているかだいぶ怪しい。これが構造上の問題。

 さらに問題なのはワッシャ、ナット本体の材質が両方ともステンレスである、ということ。
このサイトを参考。ステンレス同士はその材質上固着 (焼き付き) しやすい。そんな材料をこんなに狭い座面で (=面圧が高くなる) 受けたら・・・・そりゃ、固着するよな。

そんなわけで。

 1. 初回の締結時に被締結物を痛めることなく締結し、
 2. それ以降緩める必要がない

そんなところ適する材質と構造 (それだって、この座面の狭さじゃ NG) を頻繁に脱着するホイールナットなんぞに使うのは全くもってダメ。ありえん。

ワタナベ ナット 固着 でググるとそれはそれは。60°テーパーは一般的な角度なので一度固着してしまったら通販で買える汎用のホイールナットと何ら変わりない。どうせいずれは固着するので、最初っから汎用ナットで十分。

ま、今回は旋盤ist である K田先生に 16個全部バラして可動するように修正して貰ったので使ってみる。せっかく買ったし。焼き付き防止で NEVER SEEZ あたりを使ってみるかな。

以下、余談。

 それでもマグホイールとかは、という意見もあるかもしれないけど固着するかどうかはマグだろうがアルミだろうがナットの話なので関係ないし。テーパーで締め付けてしまったらそこがフリーだろうとフリーでなかろうと ハブボルト締め付け軸力×tan30°で穴は開き方向の力を受ける。対策は鉄インサートかメーカー純正のアルミホイールのようなストレート穴+フランジナットが正しいんだと思う。

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