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微調整どころではなく

その分野の専門職として飯を食ってます。

Ecp

元記事はこれ

 商品性のかなりのウェイトを占めるのが元記事で言われている”微調整”。Matching とか適合とかキャリブレーションとか輸送機器業界ではそんな用語を使う。どんなに優れたソフトウェアロジックを搭載してもパラメータの設定を誤るとすべてが台無し。技術用件をみたしつつも、あくまで人間の感性に逆らうことなく自然に感じられるように創ることが最優先。

 Man-Machine のインターフェースに割り込んでいることを悟られてはならない。

 そこで飯を喰う適合屋の仕事は運転技術について大変な技量を持っている開発ドライバー、開発ライダーと呼ばれる人たちの評価を制御定数に落とし込むこと。

 彼 (彼女)ら車両やエンジンの微少な差を感じ取って、その記憶がフレッシュなうちにできる限りノートに書き留めながら感性をとぎすませて評価しながら商品を作り込むわけです。がそれでもやっぱり1日のうち、1週間のうちでは微妙に評価基準がドリフトすることも。人間ですから。また、彼(彼女)らの表現方法はまちまちなので評価を聞きながら、

1. 挙動を想像し (データを見て現象を理解し)
2. 変更するべきパラメータを抽出し
3. 変更量を決める

こんなプロセスでまさに ”翻訳作業”。評価者の身振り手振りはかわいい方で 「パキーんって感じ」 「ガッツ感が・・・」 「なんかこう、ガーッと」 「うにょうにょしてて」 ・・・・・さっぱりわかりませんね。開発してるモデルのカテゴリー(グループ)ごとに表現方法が違うようで、言ってみれば方言。わかったようなわからないような禅問答も日常茶飯事。

 それでもまぁ、製品は粛々と日々ラインオフしていくわけです。

 

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