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2007年9月

認識されない HDD の行く末

 はゴミか、知的好奇心の対象か。

 先日 Operating system not found で起動できなくなったHDDは紳士的なやり方ではデータサルベージできないことが判明。Boot領域が壊れただけなんて甘いモンじゃなかった。こんな事態だったってことは先日のエントリーはどうも的はずれなわけで。

 ディスクは回転しているしヘッドも動いているような音はするが、USBインターフェースを付けてもIDE直差しでもドライブとして認識せず。orz

 ここまでNGなクラッシュは久しぶりだが、こうなればこれ以上失うモノは何もないわけで。トルクスドライバー、買ってこよう。

 先月くらいから身の回りで立て続けにOSが起動しないトラブルが今回のモノも含めて5件出ていて(職場のPCが4件)データを救えなかったのはよりによって今回の自分のモノだけ。柳の下に5匹目のドジョウはいなかった・・・・・。

その機能はメーカーの都合で搭載されています。

Operating system not found が出ました。メインで使っているB5ノートで。

 Boot するためのファイルが壊れているだけで使えなくなってしまうのはある意味非常に脆弱なシステム。フェールセーフの基本理念からすると起動するためのバックアップ機能がなければならない。はず。(既にネタを使い切った故のOperating system not found なのだろうか)

 リカバリーなんてことをすればメーカー出荷状態に戻ってOSの再インストールの手間が省けて。一見ユーザーのためのように見えるが(見えてないって?)ユーザーにとっての最優先課題はデータをサルベージする事。リカバリーなんぞ実は後回し。

 脆弱なシステムを肯定して、データリカバリーの機能をOSレベルで搭載する。こんな至極当たり前のことができていないのはユーザーのデータの価値に考えが及ばない想像力の欠如としか言いようがないですねぇ。

 ちなみに。ほとんどのデータはNAS上に置いてあるし、経験上HDD抜いてUSB経由でデータサルベージできるので今回のエラーは致命傷にはならず。失う物は使えるように環境を再構築する時間。何時間かかるんだろ?ふぅ。

そのような使い方は想定していない

は許されるか。

 今時電気仕掛けのお世話になっていないエンジンって輸送機器に関する限り非常に少ないわけで、燃料から点火からその他デバイスに至るまで車両についている電気仕掛けは殆どコンピュータに繋がってる。

 排ガスを Regulation に適合させるって作業はコンピュータがコントロールするデバイスを動かすロジックを決めたり、その制御定数を決めるのが主。どんな優秀な制御でも制御定数が適切でないときちんと動かないのはエンジンに限らず。

 さて本題。日々の適合作業に必要なソフトウェアが非常に出来が悪くて作業の効率がさっぱり上がらない。仕方が無くメーカーを呼んで改善要望を出したのだけれどもそこで返ってきたコメントが今日のエントリーの表題。

”そのような使い方は想定していないので、直すつもりはありません”

 ・・・・・・絶句。そりゃ確かに広く世の中に出回るソフトウェアじゃないし、手間かけられないものわかるんだけど。

 タイムリーにもソフトウェアの開発者がユーザーとの関係を書いた記事を見つけた。

http://satoshi.blogs.com/life/2007/09/post-8.html

 自分がごく一部のヘビーユーザーなのかは微妙だが、サイレントマジョリティが現状満足派なのか、不具合容認(あきらめ)派なのかの判断は微妙だ。結局開発者のセンスに任されるのだろうか?

 受注生産の一品ものであれ、大量生産の汎用品であれ、製品として世の中に出たものが何らかの不具合を起こした時にユーザーに対して開発者の”想定していない”は許されるものではないわけで。貧困な想像力は致命的な欠陥に繋がる。人のフリ見て我がフリ直せですね。

Regulation

 ってなんだろ?

Wikipedia (http://en.wikipedia.org/wiki/Regulation) で参照できる "Regulation as a legal term (法律用語としての規制)" が私に一番関係ある Regulation 。輸送機器の排ガス Regulation に車両を適合させるが私の食いぶち。

 何のことやらさっぱりわからないので整理して補足。

 工業製品は販売仕向地の Regulation に適合していなければ売ることはできない。輸送機器の排ガスについてはある (定められた) モードを走行して排出されるガスの成分毎の排出量がある(定められた)規制値以下でなければならないわけだが、メーカーの担当者は限られたリソースのなかでその規制値にいかに適合させるか、あわよくば排出量を減らして税優遇の対象車にできないか、に日々頭を悩ませている。(はず。私だけ?)

 結果、ここ数年日本国内で販売された乗用車はほとんどが税優遇の対象になっちゃって、環境的にはハッピーだけどお国的には税収が減ってアンハッピー。優遇率下げられたり、”なんだ、規制値低くてもできるじゃん”と規制値を引き下げられたりして自分で自分の首を絞めてますね。

 何事も過ぎたるは及ばざるが如し。適合屋に求められるのはバランス感覚と微妙なさじ加減なんだなぁ、と。三流エンジニアはまだまだ精進が足りません。

はじめの一歩

適合。大辞泉によると

[名]スルある条件や事情にぴったり当てはまること。「環境に―する」「時代に―した教育」

だそうだ。なるほど。が、こと工業製品に関しては、何事も自然に当てはまるわけではあるまい。誰かが、適当に (い加減に。いん、ではない。) 合わせているはずだ。

その誰か、の端くれの適合屋が日々思うことを備忘録代わりに書いていこうと思う。

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